会長あいさつ

東日本大震災から10年以上経った今でも、本県には震災の影響は残っているものの、震災前の状況に戻りつつあり、建設業界においても今後、工事量が減っていくことは予想されることです。しかし、我々建設業が地域の安全安心を守ることは、これからも変わらぬ責務であり地域に必要な企業として存続し、災害時においては真っ先に動き、また災害に対する備えを図ることも重要になってきます。

さて、福島県建設業協会青年部は、若手経営者の代表や今後経営者を担う者で成り立っている組織です。柔軟な発想を持ち合わせ、創造的な思考力や青年ならではのフットワークの軽い行動力を持っています。

今後、建設業も大きな変化を迎えようとしています。少子高齢化や人口減少社会というネガティブな印象の強い時代に突入していきますが、若年入職者や女性技術者の入職促進に積極的に取り組み、省人化・省力化を実現するICT施工等、老朽化したインフラ設備の維持・メンテナンス等、時代の流れに応じて社会的使命を担っていけるよう、若い感性で多種多様な事業を展開して、地域から必要とされる企業を目指して参りたいと思います。

今後とも、福島県建設業協会青年部をよろしくお願いいたします。


第16代会長 近藤健一郎